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作成日:2026/08/29
【人材育成(コラム)】調査データから見る、本当に成果が出る人材育成とは?


企業の持続的な成長において、「人材育成」は永遠のテーマです。

多くの事業主様や人事・労務ご担当者様が、「集合研修を実施しても現場で活かされていない」
「OJTに頼りきりで教育品質がバラバラ」といった課題を感じているのではないでしょうか。

今回は、シェルパス株式会社が実施した「集合研修とOJTに関する実態調査(20代〜50代の会社員
・公務員400人対象)」のデータから、社員の本音と現場での実務定着に向けたポイントを紐解いていき
ます。

1. 現場が「実務定着・成果」を感じているのはOJT

まず、会社が「どちらの手法を重視しているか」と、「実際にどちらがパフォーマンス向上に効果的か」
についての回答結果を見てみましょう。

Q. 会社ではどちらに重きを置いていますか?

  • 集合研修(Off-JT)重視派:25%(偏っている10%/どちらかといえば15%)

  • バランスよく実施:28%

  • OJT重視派:48%(どちらかといえば29%/偏っている19%)

Q. 現場での実務定着・成果向上に効果があるのはどちらですか?

  • 集合研修重視派:11%(集合研修のほうだ4%/どちらかといえば7%)

  • どちらとも言えない(ケースバイケース):33%

  • OJT重視派:58%(どちらかといえば40%/OJTのほうだ18%)


調査結果からは、企業の重視傾向・受講者の実感ともに「OJT(現場教育)」を評価する声が上回る結果
となりました。実践を通じて学ぶOJTの方が、日々の業務に直結しやすいと感じる人が多いようです。

2. 集合研修(Off-JT)の「強み」と「弱み」

では、集合研修は不要なのでしょうか? 回答者が挙げた集合研修のメリット・デメリットを見ると、その
役割が見えてきます。

集合研修のメリット(上位抜粋)

  1. 同期や他部署との横のつながり(ネットワーク)ができる(58.2%)

  2. 体系的な知識やスキルを効率よくインプットできる(46.8%)

  3. 社員間で共通の最低限の知識・スキルを揃えられる(38.0%)


メリットとしては、「体系的な知識の習得」だけでなく、日常業務では得られにくい「社内の横のつなが
り・共通認識の形成」が大きく評価されています。

集合研修のデメリット(上位抜粋)

  1. 研修を受けただけで「満足」して終わりがち(行動が変わらない)(57.5%)

  2. 学んだことが現場の実務に直結しにくい(現場で使わない)(50.2%)

  3. 受講者のスキルレベルにバラつきがあり、合わせにくい(33.2%)


一方で、「やりっぱなしになり行動変化につながらない」「実務との乖離」が半数以上の受講者にとって
大きな不満・課題となっていることが分かります。

3. 人材育成で成果を出すカギは「組み合わせ」と「定着設計」

今回の調査から見えてくるのは、「集合研修とOJTは対立するものではなく、補完し合う関係にある」
ということです。

集合研修で「体系的な知識・共通のマインド」を短時間で効率よくインプットし、その内容を現場のOJTで
「実践・定着」させる。この一貫したストーリー(定着プロセス)がないと、どれだけ高品質な研修を行っ
ても「満足して終わり」になってしまいます。

人材育成の効果を最大化するためには、以下のステップを踏んだ設計が不可欠です。

  • 事前準備:研修で何を学ぶのか、現場の課題と結びつける

  • 集合研修:最新の知識・スキルのインプットと横の連携強化

  • 事後フォロー:個別面談での振り返り、現場OJTでの実践確認、行動計画の追跡


「研修はやっているが、効果が見えにくい」 「OJTを担当する現場社員の負担が大きく、教え方も
バラバラになっている」 「自社に合った評価・育成の仕組みを作りたい」

このようなお悩みをお持ちの事業主様・人事労務担当者様へ、弊社では企業の現状に合わせた階層別研修
の企画・実施
をはじめ、研修後の個別面談、現場でのOJT定着コンサルティングまでトータルでサポート
しております。

「まずは自社の育成課題を整理したい」という段階でも構いません。

 社員が成長し、成果につながる人材育成の仕組みづくりに向けて、ぜひお気軽にお問い合わせ・ご相談ください。